FXのコピートレードとMT4のEAの違い
FXにおいてコピートレードとは、他人の取引をコピーしておこなうトレードであり、優秀なトレーダーのエントリータイミングと決済タイミングをコピーして自分も同様におこなうという手法です。コピーするトレーダーが勝てば自分も勝ちますし、負ければ自分も負けます。コピートレードはソーシャルトレードやミラートレードとも呼ばれます。優秀なトレーダーを選ぶだけで自分は何もしなくてよいので、人気が高まっている手法です。FX自動売買では他にMT4のEAも人気がありますが、それぞれ違いを以下に説明します。
コピートレードでは、コピーされるトレーダーは「プロバイダー」、コピーする側は「フォロワー」と呼び、フォロワーは利益が出たら報酬をプロバイダーに支払う仕組みになっています。多くの場合、支払う報酬の額は「利益の何%」と定められており、業者やプロバイダーによって割合が異なります。なお、FX業者は取引毎のスプレッドを収入源としており、基本的にコピートレード使用料を別途請求するようなことはありませんが、中にはサブスクリプション(定額)にしている業者もあります。
ここで知っておくべきことは、国内FXのコピートレードでは金融庁の定める「投資助言・代理業者」の資格が必要なのですが、ほとんどの個人トレーダーはこの資格を所有していないので、優秀な日本人プロバイダーは海外FX業者で配信しています。
コピートレードとMT4のEAの違いですが、MT4のEA(エキスパート・アドバイザー)は誰かトレーダーの動きをコピーしているのではなく、プログラムで定められた戦略に基づいて自動で取引をおこないます。コピートレードはプロバイダーがエントリーしたらエントリーしますが、MT4のEAはエントリーのサインが揃えばエントリーします。