MT4のEAで基本的な反対売買について
MT4(メタトレーダー4)のEAでは24時間FXの自動売買ができ、その中で基本的な売買として「反対売買」がおこなわれます。反対売買とは、買ったものを売る決済注文、あるいは売ったものを買い戻す決済注文のことです。たとえば、1ドルが120円の時にドル円の新規買い注文をした場合、円安が進行して1ドルが130円になればプラス10円の利益が出ます。この際に決済売り注文をして利益を受けとるのが反対売買の基本的な考え方です。なお、反対売買とよく似た言葉でまぎらわしい用語として「両建て」というものがあります。両建ては、同じ通貨ペアの買いポジションと売りポジションを同時に保有することを言います。もしドル円の買いポジションと売りポジションを同じ数量保有していたら、理論上は決済している状態と同じで何の意味もないように思えますが、両建てにもメリットがあります。例えば、年末に含み益のあるポジションを保有している時で、ポジションを決済すると年間の収支がプラスとなって税金が発生する場合、両建てなら決済せずに含み益という形で翌年に持越しが可能になります。ただ、無駄なコストが発生したりロスカットになる恐れもあるので無意味に使うのは禁物です。